ブランドやモデルの選び方
もしスケートデッキを買うのが初めてという方の場合、ブランドにこだわるのもいいですし、安くノーブランドをセレクトしてもいいと思います。
ノーブランド、又はエントリー向けのデッキは大体コンプリートが多く、安いものであれば¥5000くらいから購入できます。
どちらのデッキを選んだとしてもサイズ選びを間違えない限り乗りやすい、乗りづらいという感覚は無いはずです。選ぶデッキによって感じるのはせいぜい「重さ」くらいではないでしょうか。
スノーボーダーの視点から見た場合、スノーボードは乗り手のライディングスタイルに合わせてシェイプを選ぶことができるように近年様々なテクノロジーやシステム、シェイプの違いなどによって無数の選択肢があります。
しかしスケートデッキには「ダブルキャンバー」や「ハイブリッドキャンバー」「フラットロッカー」などのシェイプは存在しません。
スケートボードのシェイプの違いは主に『キック』の上がり具合と『コンケーブ』の強弱で変わってきます。

キックはスケートデッキのノーズ部分とテール部分両端が反り上がった部分のことです。
上がり方が強ければキックの先端が地面との距離が遠くなるため、オーリーでテール部分のキックを蹴り出した時にノーズの先端がより高い位置にきます。
逆に上がり方が弱ければキックの先端が地面との距離が近いため、テール部分のキックを蹴り出した時にノーズの先端が低い位置にきます。
キックの上がりが強い方がオーリーで高さを出しやすくなると思いますが、上がり方が強い方が乗りやすい、オーリーがかけやすいという人もいれば、上がり方が弱い方がいいという人もいるので乗り手の好みになってきます。

コンケーブはスケートデッキのキック部分から少し中寄りの両サイドにつけられた湾曲のことです。
コンケーブが強い場合、フリップなどのスピン系トリックをかける際に湾曲している部分に足がひっかけやすくなります。
逆にコンケーブが弱い場合、足を乗せる箇所が平らになるため安定感が上がります。
コンケーブが強いデッキの方がフリップなどトリックがかけやすくなるという説明ですが、こちらも乗り手次第で逆に弱いコンケーブの方がトリックがかけやすい、強いコンケーブの方が足に密着して安定するというように変わってきます。